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Sunday, August 21, 2011

稽古



こんばんは。今日も稽古が終わりました。あと17日で本番です。梶井さんは私に近づいては離れ近づいては離れ、でも確実に出来てきています。今日はディレクターの矢内原さんに作品を観ていただきました。とてもドキドキしました。でもとても嬉しかった。
レモンという梶井にとっての「魔法の果実」をどのように映しだすのか。
日常的なものが爆弾に変化したり、爆発させたい!でもできないっていうもどかしさとかギリギリ感、青春の中の苦悩のようなものをレモンは象徴していて、梶井の短い生涯と自分とを重ね合わせ懸命に踊るということがこの「檸檬」と私を繋ぐものと信じます。

私達は生きなければなりません、どんな状況でも。梶井の心地よかったはずの魔法の果実であるレモンは次第に破壊の凶器へと変わっていきます。ただ彼は懸命にもがき必死でいきるということ、若さゆえの苦悩をレモンとして表現したのかもしれません。

どこまでダンスが近づけるのか、私は全力で踊ります。正直この作品体力半端ないです。梶井の繊細さと大胆さをいろんな方法で表現してみようと思います。ダンスという動きとそうでは無い動きをダンスとする。身体はもっと無限なはずです。明日もまた朝からずっと稽古です。

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